甦れ、Friday。

ノンセクアラサーの突発性自分語り。

aセクっぽい友人にカムアしかけた話。

去年の夏に一度、ノンセクをカムアしてみよかな〜〜と思った友人がいた。

その子は、わたしのリア友内では絶滅危惧種と化してるアラサー処女で、自身の恋愛も他人の恋話にも興味を示さない子だった。そしてこの先も誰も好きになれず結婚もできないんだろうなと言っていた。(本人談)

 

嬉しかった。絶滅危惧種であるアラサー処女仲間。そして話を聞くかぎり多分aセクである。その頃のわたしは、このセクマイ垢は持ってなかったものの、ノンセクかもな〜〜とは自認していた。でも完全には言い切れないし、わたしにとってノンセクは"障害"であり、決して誇らしいものではなかった。

 

そんなわたしの"やっかいな部分"を晒す勇気はなかった。その日は、「わたしも処女だよ。同志よ、高潔であれ…」とかなんとか言って日和見して終わった。それでもわたしは嬉しかった。いつかこのセクマイを教えようと思った。そして共有したいなと思っていた。

 

数ヶ月後、その子に「好きな人ができたかも」と告げられた。20代後半の初恋であったのだ!

私は「よかっね!うらやましい!応援する!」と言った。その言葉は心からのものであったけど、その時の孤独は言いようがない。

そして数ヶ月後にあっさり交際を始めて、言わずもがなセックスもしてた。

わたしはまた、置いていかれたのだ。

※ノンセク(というか私)にとっての、『置いていかれた』は、「処女卒業先越された〜〜!」ではない。

【セックスしたいと思える相手に出会われた〜〜〜!】である。※

 

わたしがあの時、ノンセクやアセクの話をしてたらどうなったんだろう。 

きっとお互いセクマイの理解者として、盛り上がっただろうし、もっと仲良くなったかもしれない。そんなあと、好きな人ができたこと、交際したこと、セックスしたことを私に打ち明けなかったかも。

 想像するときりがないけど、結局普通に何も変わらなかったのではないかとも思う。最初こそちょっと気まずく思われて、わたしが孤独を味わって(これはいつもの)、それでもきっと友情そのものは変わらない。

 

わたしはこの、aセクっぽい友人にカムアしかけた件(表題)で、絶望と希望を同時に味わった。

こんなわたしにもいつか本当に好きな人が現れて、このノンセクという呪いをといてくれるかもしれない、という希望。

絶望は、絶滅危惧種アラサー処女が私1人になったということだ。国を挙げて保護してくれ。